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大人と子供の虫歯にならない・歯を守る方法

虫歯になるとどうなる?
【大人編】

虫歯になるとどうなる?(大人)│大野城市・下大利駅近くの「大野城もはら歯科」

歯の痛みと不快感

虫歯が進行すると、食事や会話中に鋭い痛みが生じます。日常生活に支障をきたし、生活の質が低下します。

歯の損失のリスク

虫歯が深刻になると、歯の神経まで感染が広がり、最終的には歯を失うことになります。歯が欠けたり抜けたりすると、噛み合わせが悪くなり、他の歯にも負担がかかります。

全身の健康への影響

虫歯を放置すると、細菌が血流に入り、心血管疾患や糖尿病の悪化、さらには肺炎など、全身の健康に影響を与えるリスクが高まります。

口臭や外見への影響

虫歯が原因で強い口臭が発生し、対人関係に悪影響を及ぼします。また、歯が黒ずんだり欠けたりすると、見た目にも悪影響があります。

虫歯になるとどうなる?
【子ども編】

虫歯になるとどうなる?(子ども)│大野城市・下大利駅近くの「大野城もはら歯科」

歯の痛みと生活への影響

子供は痛みを訴えにくいですが、虫歯の痛みは集中力を奪い、学校生活や遊びに支障をきたします。

永久歯への影響

乳歯の虫歯を放置すると、永久歯の発育に悪影響を与え、将来的に歯並びが悪くなるリスクがあります。

栄養摂取の問題

噛む力が弱くなると、食事が偏り、成長に必要な栄養が不足することがあります。

外見への影響

虫歯やその治療による外見の変化が、子供の自己肯定感に影響を与えることがあります。

虫歯になりやすい人の特徴虫歯になりやすい人の特徴│大野城市・下大利駅近くの「大野城もはら歯科」

遺伝的に歯質が脆い・
歯並びが悪い

一般的に、歯質や歯並びは遺伝すると言われています。
生まれながらに歯質が弱いと、虫歯菌に感染した際に症状が現れやすくなります。

一方で、歯並びが悪いとブラッシングが丁寧にできないため、結果として虫歯を発症するリスクが高くなります。
ですが、虫歯菌として知られている「ストレプトコッカス・ミュータンス菌」は、赤ちゃんの体内には存在しません。虫歯菌は、他人の唾液が付着した食器やキスを通じて感染すると知られており、菌に感染しなければ虫歯にはならないと言えるでしょう。

つまり虫歯を発症する要因には、歯質が脆く歯並びが悪いという遺伝的な問題も少なからずありますが、虫歯菌に感染する機会が多く、発症しやすい生活習慣の人と過ごすといった環境的な要因も原因の1つになるのです。

特に、両親が虫歯になりやすい家庭だと、子供も同じような食生活や習慣になるでしょう。そうすると、まるで虫歯になりやすい体質が遺伝しているように見えてしまうのです。

ブラッシングが
行き届いていない

磨き残しが多いと、当然虫歯を発症しやすくなります。

デコボコの歯並びによる磨きにくさはもちろんのこと、ブラッシングはルーティーン化しやすい一面もあるため、少なからず一つひとつの工程が雑になってしまいます。

定期的な歯科検診を利用していれば、磨き残しに気づけるタイミングも増えますが、ホームケアだけでは判断が難しくなります。

甘いものを好んだ食生活・
間食の摂り方が悪い

ストレプトコッカス・ミュータンス菌が食べ物に含まれる糖分を分解すると、歯を溶かす乳酸を作りだします。

甘いものを全く食べない人は少ないでしょうが、食べ過ぎは身体全体の健康面からも良くありません。また、「ながら食べ」も虫歯を進行させる原因の1つです。

ながら食べは、甘いものに限らず食事全般に言えるため、間食のタイミングや食べる量に気をつけましょう。

年代で違う虫歯の特徴
【大人・子供別】

子ども・大人の虫歯の特徴│大野城市・下大利駅近くの「大野城もはら歯科」

虫歯とひとくくりにされることが多いですが、年代によって特徴や発症する要因は異なります。

また、歯の健康状態は年代によって変化していくため、若いころと同じ予防方法では、せっかくケアを続けていても虫歯を防げなくなってしまいます。
まずは、大人と子供の虫歯の特徴を捉えておくようにしましょう。

大人の虫歯の特徴

大人になると、虫歯より歯周病に悩まされる方が増える傾向にあります。そのため、歯科医院に通院していない方を含めると、実際には成人の9割以上が虫歯に罹患していると言われています。

子供の虫歯と同じく、磨き残しによる虫歯はもちろんのこと、歯周病が進行したことによる露出した歯根や、歯の詰め物の内側に虫歯ができるケースも増加します。

なお、歯周病は歯ぎしりといった癖やストレスでも発症します。
毎日のブラッシングを続けながら食生活や生活習慣の改善をはかることも、歯の健康維持に重要なポイントと言えるでしょう。

子供の虫歯の特徴

乳歯は1〜3歳までに、永久歯は9〜16歳までに石灰化が完了することが分かっています。石灰化していない歯は軟らかく、虫歯になりやすい特徴があります。そのため、より入念な虫歯予防が必要です。

なお乳歯が虫歯になる原因として、睡眠前の授乳や糖分の入った飲み物が挙げられます。ご家庭でのブラッシングやフッ化物配合歯磨剤の開始時期の遅れも、虫歯に影響することから、早めに子供が口腔ケアに慣れるように配慮しましょう。

一方で永久歯が虫歯を発症する原因の1つに、ブラッシング時の磨き残しがあります。正しいブラッシング方法を身につけていないと糖分の摂取量に関係なく、奥歯といった汚れが溜まりやすいところに虫歯ができやすくなります。

虫歯にならない方法・
歯を守る方法とは?
【大人・子供別】

近年では、予防歯科の考え方が家庭にも浸透してきており、大人になってから虫歯になる人の数は減少傾向にあります。

そのため、大人になってから虫歯になったことがないという方も珍しくありません。
ですが、子供となると話は変わります。なぜなら子供と大人とでは、虫歯の発症率や進行の速度に違いがあるからです。

虫歯にならない方法(大人)

大人が虫歯予防の際に気をつけたい5つのポイントを解説します。

寝る前のブラッシングを
丁寧に行いましょう

仕事や学業などで忙しいと、毎回のブラッシングに時間を割くのは難しくありませんか。

時間の確保が難しい方におすすめなのは、1日1回寝る前のブラッシングに重点をおく方法です。

就寝中は、日中帯と比べて唾液の分泌量が減ります。すると、口腔内の細菌が繁殖しやすくなってしまいます。1日の中で付着した歯垢を、夜寝る前のブラッシングで徹底的に落として、しっかりと虫歯予防をしましょう。

きちんと磨けているのかが分からないという方は、歯の裏側に舌で触れてみましょう。この時にヌメっとしたり、ざらついたりした感覚があると、その部分は磨き残しがある可能性が高くなります。

歯ブラシ以外の
デンタルケアグッズも
使用しましょう

歯ブラシの他に、デンタルケアグッズは常備していますか?

虫歯になりやすい場所は、歯と歯の間と歯と歯茎の境目です。特に、歯と歯の間はブラッシングだけでは歯垢(プラーク)を落としきれません。

しっかりと汚れを落とすなら、デンタルフロスや歯間ブラシも使用しましょう。歯と歯の間に残った歯垢を取り除けると、口腔内の状態も歯の表面の感覚も確実に変化します。

ピンポイントでブラシが当たるワンタフトブラシは、高確率で磨き残しやすい歯と歯茎の境目や、奥歯の一番後ろの歯垢をしっかりと落とせます。

なお口腔内の状況には個人差があるため、歯科医師や歯科衛生士に確認してから、デンタルケアグッズを購入することもおすすめです。

フッ素入り歯磨き粉を
選びましょう

フッ素には、虫歯の原因となる酸の産生を抑制する働きがあります。また歯の再石灰化を促進し、歯質を強化する効果にも期待できます。

特に大人の場合は、加齢や服用している薬が原因となり、唾液の量が減りやすい傾向にあります。唾液が減ると、虫歯のリスクが高まります。唾液が減ったことを気にして、ブラッシングし過ぎると、歯周病の進行を促進してしまうことがあるため注意が必要です。

また歯の根の部分(象牙質)が露出している方も、虫歯に注意する必要があります。
心あたりのある方は、高濃度フッ素配合の歯磨き粉を選んでみると良いでしょう。購入する際には、歯磨き粉のパッケージを確認して「フッ素濃度1450ppm」と書いてあるものを選ぶようにしましょう。

なお高濃度フッ素配合の歯磨き粉は、6歳未満の子供に使用することはできません。

糖分や炭水化物の
摂りすぎにも
注意しましょう

虫歯は、甘い物ばかり食べているとなりやすいと言われますが、糖分以外に炭水化物の摂りすぎにも注意が必要です。

なぜなら、原因となる菌は発酵性炭水化物(糖質)をエサにして歯を溶かす酸を作り出すからです。

ほとんどの食べ物や飲み物(水やお茶以外)には、炭水化物が含まれています。そのため、食事を楽しみながら虫歯予防を行うには、規則正しくバランスよく食べることが大切と言えます。

歯科医院での定期的な
メンテナンスを受けましょう

虫歯予防には、毎日のブラッシングが最も重要です。
ですが、忙しいとセルフケアだけで口腔内をより良い状態に保つのは、難しい方も多いでしょう。

そのような際には、サポートしてもらうといった意味も含めて、歯科医院での定期的なメンテナンス(クリーニング)がおすすめです。

自分では磨きにくい箇所も、プロの手でケアをすることで、しっかりと汚れを取り除けます。また何かトラブルが起きた時にも、何でも相談できるかかりつけ医の存在は心強いものです。

虫歯にならない方法(子ども)

子供の歯は大人の歯と比べて虫歯になりやすく、進行速度も速い特徴があります。虫歯にならないためには、日ごろからご家族の方も一緒に歯科医院へ通い、虫歯予防に取り組むことが大切です。

むし歯菌の感染を予防する

生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯菌は存在しません。

なぜなら、虫歯菌はまわりの大人から子供に感染するからです。そのため、口移しでの食事や食器の共有は避けるようにしましょう。

またご家族の方も虫歯治療を行い、お口の中の菌を減らしておくことが大切です。

間食の時間を守る

おやつの時間を決めずに、ダラダラと食べるのはやめましょう。特に糖分の多いものを口の中に入れ続けている状態は、虫歯になるきっかけを作ってしまいます。

なお、糖分を多く含む食べ物は甘いおやつだけではありません。飲み物や食事にも含まれているため、食事の際には注意しましょう。

毎日のブラッシングは、
仕上げ磨きをする

お子様ご自身でブラッシングを行うのは、非常に良い習慣です。ですが、夜寝る前には、家族の方が仕上げ磨きをしてあげるようにしましょう。丁寧なブラッシングをしたつもりでも、小学生になっても磨き方が不十分であるケースは多いです。

仕上げ磨きに不安があるという方は、当院にお気軽にご相談ください。

フッ素で強い歯質を
手に入れる

歯質を強くするために、フッ素を活用しましょう。フッ素で歯質が強くなると、虫歯が予防しやすくなります。

フッ素は、歯科医院で高濃度のフッ素を塗布してもらう方法と、自宅でフッ素入り歯磨きを使用する方法があります。どちらも併用すると、より歯質の強化に繋がります。詳しい使用方法は、当院にご相談ください。

 歯科医院で定期検診を受ける

子供の虫歯は進行が早く、気づいた時にはすでに悪化している状況ということも珍しくありません。

子供の虫歯予防には、日ごろから歯科医院で定期検診を受けることが大切です。歯科医院では、虫歯予防のフッ素塗布や歯の生え変わりに合わせたブラッシング指導を行います。

また万が一虫歯になってしまった時にも、早期発見ができるため、子供にかかる負担も少なくて済みます。

虫歯を予防したい方は、
当院にご相談ください

虫歯を予防したい方へ│大野城市・下大利駅近くの「大野城もはら歯科」大人の方も子供も、虫歯予防に努めることで、健康な歯を長期間保つことができます。

さらに、虫歯を発症する原因を常に意識することで、日ごろから予防を心がけやすくなるでしょう。ですが毎日のことなので、ブラッシング方法や食生活など、おざなりになることもあるかもしれません。一度虫歯になると、治療のために時間やお金を失うことになります。

当院では、家族全員の歯の健康をお守りするための予防プログラムをご用意しております。お気軽にご相談ください。

当院の予防歯科について
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