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破折歯接着治療

歯が折れた、割れたなどの
「破折歯」とは

歯が折れた、割れたなどの「破折歯」とは│大野城もはら歯科歯が割れたり、折れたり、ひび割れした場合を「破折」と言い、その歯を「破折歯」と呼びます。

これまでは破折歯と診断されると抜歯が一般的でしたが、治療方法の進歩により、ご自身の歯を保存できる可能性が大幅に向上しています。

もし破折歯と診断されたら、抜歯する前にぜひ大野城駅近く・下大利にある大野城もはら歯科へご相談ください。

「破折」は歯を抜く原因に

日本人の抜歯の原因第3位は「破折」です。
1位は歯周病、2位は虫歯ですが、実際にはこれらの抜歯原因の中にも破折が関与している場合が多いと考えられます。このため、歯根破折で歯を失っている人は非常に多い可能性があります。

折れた歯はくっつく?
応急処置と治療法

折れた歯はくっつく?応急処置と治療法│大野城もはら歯科怪我や事故で歯が折れたり欠けたりすることは誰にでも起こり得ます。
例えば、「子供が転んで前歯が折れた」「硬いものを食べて歯が欠けた」といった場合、適切な応急処置を行えば歯を元に戻せる可能性があります。

折れた歯を保存しましょう

折れたり欠けたりした歯は、拾って保管し、歯科医院に持っていきましょう。

土などの汚れがついている場合は、軽く水で流すだけにし、強くこすらないように注意してください。歯根膜が剥がれると歯を元に戻す際に重要な役割を果たせなくなりますので、乾燥させないようにしましょう。

最も良い保管場所はお口の中ですが、小さいお子様の場合は飲み込む可能性があるため、唾を垂らしてラップで包む方法が適しています。また、生理食塩水や新品の牛乳パックに入れておくのも良い方法です。

歯が折れた部分は触らない

欠けた部分が気になるかもしれませんが、指や舌で触らないようにしましょう。触れることで欠けた部分が広がったり、菌が入り込んで炎症を起こしたりする可能性があります。

できるだけ早めに歯科医院へ

歯を元に戻せるかどうかは、受診の早さにかかっています。

欠けた歯の保存状態が良ければ、歯科用接着剤で修復できることがありますが、細かく砕けた場合は歯科用プラスチック素材で補う治療を行います。
痛みがなくても放置すると、噛み合わせが悪くなり、周囲の歯に悪影響が出ることがあります。

また、衝撃が歯だけでなく根元や神経、歯茎にもダメージを与えている可能性があるため、詳しく検査することが重要です。
いずれにしても自己判断せず、歯が欠けたり折れたりした場合は、迷わず歯科医院を受診してください。

歯を接着させる
「破折歯接着治療」とは

破折をおこした歯を接着修復する治療「破折歯接着治療」には、大きく分けて、2通りの治療方法があります。

口腔内接着法

顕微鏡でしか見えない細いひびや、ひびが入っているが動かない場合の接着法です。
ひびの状態を丁寧に診断した後、小さな超音波器具でひびを削り取り、強力な接着剤を流して修復します。この作業は非常に細かいため、マイクロスコープを使用して治療を行います。

口腔外接着再植法

長期間放置されてひび割れが大きくなった場合、割れた歯を一度抜歯し、接着してから元の位置に戻す治療方法があります。この方法の成功率は非常に高くなっていますが、抜歯後にひび割れが複雑だったり、ダメージが大きく修復が不可能だったりする場合もありますので、すべての症例に対応できるわけではありません。

当院ではマイクロスコープによる精密な治療が可能

当院では、肉眼では見えない細部を「マイクロスコープ」という歯科用顕微鏡で確認しています。特にミクロン単位の精密な治療が求められる外科処置では、マイクロスコープを使用することで、肉眼の約20倍まで拡大できるので、より精密で確実な治療を提供しています。

歯を接着治療する
メリット・デメリット

メリット

接着治療の最大のメリットは、ご自身の歯を残せることです。特に神経が残っている歯は、栄養が流れて強度が高く、噛みごたえも良いため体にも適しています。また、特殊な接着剤を使用することで、歯を大きく削らずに隙間なく接着でき、健康な歯を多く残すことができます。

デメリット

歯の残りの量や状態が悪いと、接着治療を行っても耐久力が下がり、長持ちしない可能性があります。「何年残るか」は、体格や噛む強さなどの生活習慣によって異なり、数年でダメになることもあれば、10年以上持つこともあります。長期間丈夫な歯を維持したい方には、インプラントの選択肢もご提案しています。

折れた歯(破折歯)の
接着治療が可能な目安

破折歯が治療可能かどうかについては、様々な診断基準があります。

破折した歯の位置

前歯の治療は可能性が高く、小臼歯はやや難易度が低く、大臼歯は難易度が高くなります。

破折した歯の状態

亀裂程度の状態であれば、治療の成功率は高いです。破折している場合でも、破折部分が分離していない状態であれば良好な結果が期待できますが、完全に分離している場合は治療が難しくなります。

破折部分の長さ

破折部分が根の長さの半分程度までの場合、治療できる可能性は高くなります。 しかし、半分を超えてしまうと、治療の難易度は高くなります。

歯槽骨にある歯根の長さ

歯槽骨に残っている歯根の長さが10mm以上であれば、治療できる可能性は高くなります。短くなるほど、治療の難易度は高くなります。

歯の接着治療の費用

※準備中です。